オピニオン  
 
3期目の日薬・山本執行部
 
   日本薬剤師会の山本信夫会長の3選が正式に決まった。新執行部の陣容をみると、長らく山本会長の「右腕」として活躍してきた石井甲一氏が勇退するほか、病院薬剤師代表の鈴木洋史氏も執行部を去る。代わって常務理事だった安部好弘氏と川上純一氏が副会長に昇格し、後任の常務理事には、前理事の荻野構一氏と豊見敦氏が就く。メンバー自体は前執行部から大きく変わっていない。
 「なかなか若い方を探すのが難しかった」と山本会長は語るが、他団体をみても、日本医師会などは次代を担う中堅の人材を執行部に組み入れている。将来に向けた人材育成が課題となっている日薬において、今回の執行部に37歳の理事が加わり、40歳代の常務理事が入ったことは大きな収穫と言える。森昌平副会長も記者会見で「個人的には若い先生型に様々な仕事を伝えていきたい」との思いを語っている。
 7月5日には厚生科学審議会・医薬品医療機器制度部会の開催が予定されており、「薬局・薬剤師のあり方」がテーマに載せられる見通しだ。山本会長は「法改正も視野に他の2団体と協調して、薬剤師・薬局のあるべき姿を目指していきたい」と意欲を示すが、昨今の薬局・薬剤師を取り巻く厳しい環境を踏まえれば、かなり激しい議論が繰り広げられるのは想像に難くない。医療機関が敷地内に薬局を誘致・開設する、いわゆる「敷地内薬局」の問題も続いている。薬局・薬剤師を巡る課題が山積しているなかで、新しい人材による新しい発想で道を切り開いていくことを期待したい。

(2018年6月29日掲載)
前後のオピニオン
内視鏡検査
(2018年7月13日掲載)
◆3期目の日薬・山本執行部
(2018年6月29日掲載)
成人年齢が18歳に
(2018年6月22日掲載)