オピニオン  
 
酒は百薬の長
 
   年末の忘年会シーズンを乗り切ったのも束の間、新年会シーズンに突入している。賀詞交換会などの場で知り合いと顔を合わせては「肝臓が鍛えられる季節が続きますね」などとやり取りするのも風物詩と言えようか。
 一般的な酒席で見かける酒の多くは日本産だが、少し前から、海外では日本産の酒が評価されている。海外ではむしろ日本産の酒に精通することが高いステータスになるという。日本酒をはじめ、ウイスキーやワインなども愛されており、都内の家電量販店に設けられた酒の販売コーナーでは、日本旅行の土産としてこれらを買い求める外国人旅行客が、販売員にあれこれ質問をぶつける姿も珍しくなくなった。
 日本人として、世界的に評価されている酒が気軽に入手できる環境は嬉しく、つい飲みすぎてしまうが、酒が大人の嗜好品であることを忘れてはいけない。「飲みすぎ厳禁」というのがお作法であるし、強いからといって飲み続けてしまうと、知らず知らずのうちにアルコール依存症という落とし穴もある。ほんの数滴の飲酒で体調を崩す体質的に弱い人もいるので、酒席においては、こうした人への配慮も当然必要だ。
 そういえば、「酒は百薬の長」ということわざ=A酒は薬だから多く飲んでもかまわない、といった意味で用いられることが多いが、実は「適量の酒はどんな薬よりも効果がある」との意味らしい。「酒は百薬の長」を心のお守りとして、今日も酒席に臨みたい。

(2019年1月18日掲載)
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(2019年1月18日掲載)
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