オピニオン
こどもの体力が低下している
小学生が使う鉛筆の主流は、昭和世代にとっては「HB」だったものが、この20年ほどで芯の硬度がより柔らかい「2B」に取って代わられたそうだ。スマートフォンの普及など、IT機器が身近になってきたことに伴って文字を書く機会が減り、特にこどもたちにおいては筆圧が下がり、硬い芯の鉛筆では合わなくなってきているという。気になって色々と調べてみたところ、鉛筆に関係する握力もそうだが、運動量の低下などの理由から、昭和や平成の頃と比べるとこどもの体力全般が下がっているという。「病気やケガに対して大丈夫なのだろうか」と、勝手ながら心配になった。
近年、医薬品や医療機器などの開発が進み、医療は着実に進歩してきた。今後、こどもたちの体力の低下が改善されるのか、それとも更に低下が進んでしまうのか、全く想像もつかないが、病気やケガというものを考えたときに、それが医療の進歩でカバーできるのであれば、1つの解決策になるのだろう。ただ、新型コロナのような、時々の医療で対応しきれないような脅威に突然見舞われることもある。あまりにも大きな脅威の前では体力がどうのというレベルではないし、もちろん、「体力があればすべてを解決できる」というような脳筋な主張をするつもりはない。ただ、長期療養が必要な場合や、風邪のような身近な脅威のことも考えると、改めて、地道に体力の向上に向けた取組みを進めることは良策ではないかと思う。
(2026年6月26日掲載)
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