オピニオン

健康(セルメ)川柳

 ネット販売問題や調剤ポイント問題への対応などの話題にすっかり掻き消されてしまった感があるが、日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は「健康(セルメ)川柳」コンクールとして2013年1月末までの期間、川柳を募集している。セルフメディケーションや健康づくりをテーマとした川柳の創作を通じ、セルメについて広く生活者・消費者に理解してもらおうというのが狙いだ。大賞には賞金100万円も用意されている。
 ヘルスケアへの関心は各世代で高まりが見られているという声もある。一方で、その割に近年OTC医薬品市場が縮小、せいぜいでも横ばいにとどまっているのは、改正薬事法による新販売制度導入のせいだけでなく、物販では従来もしくは本来のニーズまでもが健康食品などに流れてしまっているからとの見方もまたある。セルメでは恐らくOTC薬が主役と言って良かろうが、例えセルメへの理解が得られるようになったとしても、薬業界にとりバラ色の将来だけが待つとは限らない。
 それでも、まずはこのような取り組みを地道に重ねていくことも現状では大切だ。もともと川柳には大した決まり事はなく、今回の募集でも難しいものは特には求められていない。「セルメ」「川柳」ともに無縁だったような人でも広く応募してほしい。コンクールの結果は、同年3月のジャパンドラッグストアショーで発表されることになっている。



(2012年10月12日掲載)



前後のオピニオン

「所有権」めぐり議論白熱
(2012年10月19日掲載)
◆健康(セルメ)川柳
(2012年10月12日掲載)
喫煙者が減った後は……
(2012年9月28日掲載)