オピニオン

骨太方針2026を閣議決定

 政府は7月21日、「経済財政運営と改革の基本方針2026」(骨太方針2026)を閣議決定した。「強い経済」の実現に向け、新たな経済財政運営への抜本的な転換を図る方針を示し、「責任ある積極財政」の考え方のもと、官民が連携して戦略分野への投資を進める。17の戦略分野に総額370兆円を投資する想定だ。また、民間投資を引き出すため「財政単年度主義」の弊害を是正する方針も示している。
 「創薬・先端医療」も戦略17分野の一つとして、「成長経済の牽引役」と位置づけられた。米国の医薬品に関する最恵国待遇(MFN)価格政策への対応や、27年度薬価改定でも「医薬品の画期性に対する初収載時における適切な評価」など、革新的新薬のイノベーションの更なる評価について検討を進めることを盛り込んだ。日本製薬工業協会・米国研究製薬工業協会・欧州製薬団体連合会は骨太方針を評価するコメントを発表している。
 一方で中間年改定に向けては、「経済・物価動向などの影響を受ける市場実勢価格を薬価調査などでより的確に把握した上で、創薬イノベーション、医薬品の安定供給と国民負担の軽減の観点から実施する」と表記。費用対効果評価制度に対しては、客観的な検証を進め、制度の発展に向けたさらなる見直しについて具体的に検討して一定の結論を出すとの方向性を打ち出した。



(2026年7月31日掲載)



前後のオピニオン

◆骨太方針2026を閣議決定
(2026年7月31日掲載)
たかが汗、されど汗
(2026年7月24日掲載)