オピニオン
たかが汗、されど汗
ここ数日で気温が上がり、連日の猛暑となった。人一倍汗っかきなのもあり、電車などで他人と距離が近くなると、首のうしろからポタポタと落ちる汗を不快に思われていないか、とても気になってしまう。臀部の汗を椅子に残さないようにレギンスを履いたり、メイクが落ちないよう顔の汗をこまめに拭くなどの対策を行っているが、混雑した場所で対応できない時などは、より全身に汗が滴っていくのが自分でもわかるほどだ。
今年4月、科研製薬と久光製薬、マルホの3社が汗の悩みを社会全体で理解し向き合うことを目指し、「汗で病院あたりまえに委員会」を発足。同委員会が7月にリリースした「汗の悩みについての実態調査」によると、汗の悩みがある人の6割以上が自身の汗について「不潔・不衛生だと思われている」「迷惑をかけている」と周囲の視線に対し不安を感じていることがわかった。加えて、最も汗を気にしている時期において、汗が原因で1週間に1回以上の頻度で「恥ずかしい思いをした(10代58%、全体46%)」「自信を失った(10代52%、全体40%)と、特に10代において汗による悩みは心理的な負担につながっていることが明らかになった。さらに汗の悩みを「誰にも相談していない」人は約7割で、9割が病院への受診経験がないという。これに対して医師の7割以上は「汗の量は問わず、少しでも困っているなら受診してほしい」と答えている。
「たかが汗ぐらいで」と、自分も思っていた。しかし汗で困っていない、というと嘘になる。まずは「汗で病院あたりまえに委員会」のチェックシートを確認した上で、医師へ相談してみようと思う。
(2026年7月24日掲載)
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