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女性の肌がまぶしい季節がやってきた。しかし、女性は暑いからといってだけ肌を露出するわけではない。そんな女性のシークレットな深層心理をチョット覗いてみよう。 若い女性があこがれる究極の美の対象は、カリスマファッションモデルの痩身である。日夜、過激なダイエットに励み過ぎ、摂食障害に陥るケースが少なくない。 神経性食欲不振症、或いは神経性過敏症が重症化すると、元に戻りにくくなり時には死に至ることも珍しくない。当然、国際摂食障害学会は警告を発していた。 モデル事務所、或いはファッション雑誌の出版社等に対して「モデルに一定のヤセ限度を設けるべき」と進言。その結果、スペインのファッションショーに於いて、BMI(体重身長比)の制限が具体的に課せられた。実に画期的であり、その世界的な広がりに期待が寄せられる。 ファッションモデルにとってはハイヒールは欠かせない。だが、それが死の引きがねになるとは。当時、ヨーロッパで人気を博していたモデルが体調を崩し、多くの医師に診せるも原因不明のまま亡くなった。解剖では全ての臓器がボロボロ状態。超名医の下した死因はハイヒールの履き過ぎ。常に美しく見せたいという涙ぐましい根性が挫折、「ハイヒール殺人」として一時期大いに話題となった。 最近“水虫とブーツ”を巡ってこんなアンケート調査結果が出ている。「水虫になってもブーツを履き続ける人の割合が6割を超えていた」―多少痒いと思う不快感よりもファッション感覚の方が明らかに優っているのである。 女性がファッションを大切に思い、身なりに特に配慮する時期を限定的に捉えると、女性特有の生理現象と密接に結びつく。 UCLA心理学教室の研究では「女性は排卵日が近くなるほど印象の強い服装をし、自分の容姿に注意を払うようになる」と分析。 つまり、この時期になると、女性はパンツルックからスカートにはき換える。より素肌を見せようとし、おしゃれになるというのだ。 また、顔写真の表情判定についても、最も妊娠しやすい時の方が、より魅力的に見えるという調査結果も得られている。特定の時期に特定の信号を発する女性の生理的神秘性が、一見おそろしくもあり、また大変興味深いところでもある。 メスのチンパンジーは、繁殖期になると外性器が腫れ上がり、オスははっきりそれを識別できる。ヒトの世界でも、より注意深く女性を観察すれば、特定の時期を明確に見分けられるかもしれない。 但し、ジロジロ見過ぎて、たとえひっぱたかれようとも当局は一切感知しない。
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