薬事ニュース社
オピニオン

>>>大人な正月の過ごし方<<<
 正月早々に高熱と下痢、嘔吐で大変な目にあった。せっかくの連休なのにと思いながらも寝て過ごしたらある程度は症状が治まったが、おかげで帰省先から東京に戻ってくるのを1日ずらすはめになってしまった。初詣には無病息災をお願いしたのだが、聞き入れてもらうまでに間に合わなかったのかもしれない。
 不思議なものでゴールデンウィークでもお盆でも、長期休暇に帰省すると毎度のように体調を崩す。実家に戻るといつも以上に気を抜いてダラダラするので、ウイルスに攻められやすくなってしまうのかもしれない。
 それにしても30代になった途端に体力が低下して、病気がちになったように感じる。まだまだある程度のことは若さで乗り切りたい気持ちでいるが、さすがに学生の頃と同じようにはいかなくなったのも仕方がないだろう。
 そのくせ頭の中身が昔からあまり進歩していないからたちが悪い。正月に体調を崩した前日の晩には、友人とファミリーレストランに行き、カラオケに行き、日付が変わってからラーメンを食べに行った。やっていることが驚くほど学生の頃と同じだ。
 これが直接の原因になったのかどうかは分かるはずもないが、「年相応の遊び方をしなさいよ」という自分の身体からの警鐘と受け取るべきかも知れない。ただ、一緒に遊んだ友人も倒れていないかメールで尋ねたところ「自分は平気だ」と返ってきたのを見て、心の中で舌打ちをしている間はまだまだ立派な大人から程遠いとしか言いようがない。
(2016年1月22日掲載)