薬事ニュース社
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>>>「薬モンGO」<<<
 少し前のことだが、田辺三菱製薬がオリジナルキャラクター「たなみん」を発表し、話題を呼んだ。「たなみん」は、大阪・道修町に住む大きな青い手を持つ妖精として、今後イベントなどの広報活動に登場するという。ところで、他の製薬企業にはどんなキャラクターがいただろうかと考えてみた。すぐに思いつくのは、佐藤製薬のゾウのキャラクター「サトちゃん」だろう。昔はよく薬局の前にサトちゃんのオブジェが置いてあった。他にもゼリア新薬工業の「ゼリアちゃん」、宇津救命丸の「メイちゃん」、エスエス製薬の「ピョンちゃん」。
 個別製品のキャラクターとしてはGSKの「Mr.コンタック」に第一三共ヘルスケアの「ルル星人」、エーザイの「チョコラベイベー」、常盤薬品工業の「みんみん3兄弟」。これは「眠眠打破」のキャラクターだ。そして訴訟にまで発展した明治の「カバくん」、ムンディファーマの「イソジンファミリー」。さらにアラガン・ジャパンの「くまつ毛先生」。これは「まつ毛貧毛症」疾患啓発キャラクターだ。ちょっと調べただけでも続々と出てくる。
 キャラクターを集めるアプリゲームとして、世界的な流行を見せる「ポケモンGO」。なんでも「ポケモンGO」を楽しむ人の歩数が急増し、健康づくりに役立つとの期待もあるらしい。製薬メーカーにもこれだけのキャラクターがいるのだから、「薬モンGO」なんてアプリを作ったらイメージアップにつながるのではないだろうか。
(2016年8月19日掲載)