薬事ニュース社
オピニオン

>>>実験動物管理者等研修会<<<
 来年2月8日に、厚生労働省が主催する「実験動物管理者等研修会」が開催される。薬機法の事業者や関係機関において実験動物の管理を担当する実験動物管理者とその教育担当者を対象に、「厚生労働省の所管する実施機関における動物実験等の実施に関する基本指針」の遵守徹底に向けた様々なレクチャーが行われるという。医薬品開発において実験動物は欠かせないものであることは承知していたが、恥ずかしながら、研修会の案内を見るまでこの指針の存在を全く知らなかった。
 この指針を読んでみると、動物実験の成果が人や動物の健康増進に多大な貢献もたらしていることに触れるとともに、「動物実験等は、動物の生命又は身体の犠牲を強いる手段であり、動物実験等を実施する者はこのことを念頭におき、適正な動物実験等の実施に努める必要がある」と書かれており、動物愛護に配慮しつつ、動物実験の適正な実施を促す内容となっていた。動物実験には賛否がある。人のエゴと言われればそれまでだが、改めて実験動物に対する感謝の気持ちが湧き上がってきた。
 さて、実験動物といえばマウスを思い浮かべる人も多いと思うが、今日11月18日は世界で一番有名な“ねずみ”であるミッキーマウスの誕生日だ。医薬品とは全く関係のない話題になってしまったが、ミッキーマウスが主役の短編映画には「ミッキーの不思議な薬」というものもある。仕事で疲れた時にちょっとした息抜きに見てみてはいかがだろうか。
(2022年11月18日掲載)