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>>>厚労省がタイアップするとしたら<<<
 宇宙戦艦ヤマトの実写版映画が12月12日に公開される。26年ぶりのスクリーン復活とのことだが、私にとって宇宙戦艦ヤマトは、子どもの頃によく見たど真ん中の世代だ。このヤマトの実写版、文部科学省がタイアップして、ホームページやポスターなどを制作し、アピールに力を入れている。折しも、小型探索機「はやぶさ」の帰還で、ちょっとしたブームとなっている宇宙。ヤマトでさらに盛り上がりをみせることは間違いなさそうだ。
 さて、もしも厚生労働省が映画のタイアップをするとしたら、いったい何がよいだろうか。「ブラック・ジャック」や「Dr.コトー診療所」などはとてもよさそう。個人的には、「子猫物語」のような動物ものや獣医師マンガ「ワイルドライフ」、介護マンガ「ヘルプマン」もよいのでは、などと勝手に想像を膨らませてみる。ちなみに過去には、「ごくせん THE MOVIE」のヤンクミこと仲間由紀恵さんを起用し、「ダメ。ゼッタイ。」の薬物乱用防止のポスターを制作したことがあったようだ。これは、文部科学省共同でのタイアップでもあった。
 映画やキャラクターを通じて、子どもや若い世代に行政をアピールすることはとても効果が高い。文部科学省は、学生を扱う省庁とあって結構取り組んでいるようだが、厚生労働省も負けずに取り組んでみたらきっとおもしろそうだ。
(2010年8月27日掲載)