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>>>消えたオリパラツイッター<<<
 東京オリンピック・パラリンピックのツイッターの日本語の公式アカウントが、1月24日の午後、一時「存在しません」と表示され消えた状態となったことがネットで話題となった。すぐに復旧したらしいが、大会組織委員会によると、24日午前、担当者が組織委発足の2014年1月24日を誕生日として登録。ツイッター側から7歳児と判定され、「利用者の年齢を13歳以上とする」という規約に抵触するとして、利用制限がかかってしまった。写真や過去の投稿内容がすべて消えた状態となったが、無事復旧。組織委員会は「フォロワーの皆様にはご迷惑とご心配をおかけし申し訳ありません」とツイートした。
英紙が「日本政府は東京五輪を中止しなければならないと内密に結論づけた」と報じるなど開催が危ぶまれるオリンピック。昨年末から欧米など先進国の一部でようやくワクチン接種が始まっており、徐々にではあるが、明るい兆しが見えていることは確かだ。しかし東京五輪の開会式まであと半年となる。仮に開催となれば、現在は全面停止している外国人の新規入国規制を早急に大幅緩和する必要があるが、はたして実現できるのか。また競技会場などで活動する約8万人の大会ボランティアから、辞退者が相次いでいるという報道もある。消えてしまったという東京オリパラのツイッターアカウントから、何か不吉だなと感じる次第である。
(2021年1月29日掲載)